IT業界で働くエンジニアは、さらなるキャリアアップや待遇のよい会社を求めて退職する人が今の時代では当たり前に出てきています。
そうなると問題となるのが、退職のタイミングです。このタイミングを考えるにあたっては、今の会社のため、そして自分自身のためにベストなタイミングを見つけなければなりません。
今の会社にとってのベストなタイミングとは、自身の受け持つ業務をしっかりと誰かに引き継げた状態であるかということです。
本来好ましくはありませんが、会社の規模によっては誰か一人しかその業務を担当できないというケースも十分にあります。その人が当然会社を辞めてしまうと、後任としてその業務を担当できる人がいなくなるため、場合によっては会社に大きな損害が出るかもしれません。
そのため、退職する場合は早めにその意向を伝えて、業務をすべて後任に引き継げたタイミングで退職できるようにしておきましょう。
そして自分自身のためのタイミングとは、今後の目標が明確に定まった時です。
何のために退職するのか、退職して今後のどのような道に進んでどのようなキャリアを歩んでいくのか、この目標を正確に定めてから退職しなければ次の職場に行っても独立しても、思うような成果は出せないかもしれません。辞める前の会社と同じような展開となり、結果的に転職を後悔してしまう可能性もあるので注意が必要です。
ベストなタイミングを見計らって、悔いのない退職を実現させましょう。